ゼロの使い魔〜双月の騎士〜
第9話「炎の贖罪」 2007/09/03 01:30 TVK 感想です。
あらすじ:
人質救出の為に実力行使を主張するキュルケに、
コルベール先生は戦いを避ける作戦を立てる。
しかし、救出作戦で、勝手な行動をしたキュルケとタバサに、戦闘となってしまう。
さらにはメンヌヴィルの反撃により捕まってしまったキュルケ。
メンヌヴィルにキュルケは焼き殺されそうになるが、コルベール先生の炎が救う。
視力の替わりに温度で見極めるメンヌヴィルは、それが炎蛇のものだと狂喜する。
コールベール先生の悲しき過去が表に出たとき、新たな悲しみが生まれる。
そして・・・アニエスの敵討ちの顛末は・・・。
………というお話。
生徒を戦わせたくないコルベールの想い。
コルベール「待ちなさい。私ならこの事態を収拾できる。ここは私に任せなさい。」
キュルケ、タバサ、ルイズ、才人は、人質の救出方法を話し合います。
キュルケさんは戦って人質開放をすればいいと強気モード。
コルベール先生は戦いは避けるべきだと言い、
戦闘なしで作戦を行うと、才人君とアイテムを作成しに行きました。
炎の蛇に負けた男。
メンヌヴィルに返り討ちにあったピンチなアニエスさんはというと。
メンヌヴィルから炎の蛇の話を聞かされていました。
かつてアニエスさんの村を焼き払った炎の蛇の力を褒め称えるの。
でも、その力に挑戦し火傷を負わされてから、復讐しようとしてたんだって、
てゆーか、任務中によ。いきなり隊長を背後から襲う奴がどこにいるのよ。
しかも、隊長にふさわしい男か確かめたかったら、なんなんだろうねコイツ。
どこまで身勝手で腐ってるんだか。(苦笑)
事態を収拾する為のアイテム作成中。
コルベール「君の世界では、誰でも平等に技術が扱えると言っていたな。
才人「まあ、ある程度、練習や勉強さえすれば・・・」
コルベール「そうか・・・素晴らしいことだ・・・。いつか君の世界を見てみたい。」
作業をしながら、才人君の世界を羨ましがるコルベール先生。
なんかその発言に不吉な予感がするんですけど・・・。
外では、アイテムが出来るのを待ちきれないキュルケさん、
痺れをきらしていたけれど、タバサさんに止められる。(笑)
狂気の男、メンヌヴィル
アニエス「貴様は狂っている!」
散々昔話を終えてから、メンヌヴィルは学園長へ人質交換を要求。
誓約書を書けと言い出しましたよ。その中身とは、人質の命と引き換えに、
アンリエッタ王女がアルビオンからの無条件撤退をすること。
オスマン学院長「無理だ。女王陛下にそのような事をさせる権限は私には無い。」
要求は飲めないって拒否するんだけど、
やっぱり貴族の子女達(生徒達)が人質にされてるから・・・。
メンヌヴィルは生徒達を灰にしてもいいのかと迫ります。
コルベール先生の人質救出作戦。
コルベール「才人君。君が東に行くときには・・・。
元の世界に戻ろうとする時には・・・。」
才人「はい。」
コルベール「私も連れて行ってくれ。」
またも、才人君の世界への憧れを・・・。
才人君も含めて、妙な胸騒ぎがします。
コルベール「君たち全員の力を借りる。」
人質の一人になっていたジュリオは、人質なんて取ったら、
それこそアルビオンは総攻撃をするだろうと、馬鹿なやり方だと、
オスマン学院長が止めるのも聞かずにメンヌヴィルを挑発しちゃいます。
案の定、怒らせちゃって・・・殺されそうになってたり。(汗)
そこにコルベール先生のアイテムがふよふよと浮き出して。
才人君、ルイズさん、コルベール先生が中に潜入。
外ではタバサさんとキュルケさん待機なの。
コルベール「いいな、あくまでも皆の救出が目的だ。敵を相手にするな。」
才人「分かりました。」
コルベール「いまだ!」
コルベール先生の作戦とは、閃光を放つアイテムで目潰をして、その間に救出すること。
救出の方を優先すべきだし、生徒が戦う相手がメンヌヴィルじゃ危険すぎるもの。
コルベール「いかん!敵に刃向かうな!」
ところが、キュルケさんとタバサさんは、救出そっちのけで戦闘を・・・。(汗)
ルイズさんはルイズさんで、なぜか動ける敵に襲われてしまってるし。
才人君がすぐに助けに入ったので難を逃れましたけど。(苦笑)
と、アニエスさんを見つけて、転がってた剣を拾い上げて渡す才人君。
ルイズ「作戦成功ね。」
才人「よし、みんなを。」
揺動作戦成功!これから人質の救出かと思われたとき、
メンヌヴィルの炎で吹っ飛ばされるタバサさんとキュルケさん。
勝手な行動をしたツケが・・・。キュルケさん、あっさり捕まる。 (滝汗)
炎蛇との戦いで視力を失ったメンヌヴィルは、
蛇のように温度で人を見分けるんだって。
だから、閃光が通用しなかったんだね。
コルベール先生が、敵を相手にするなっていうのは、
こういう予測できない事態があるからだったんだろうね。
キュルケさんとタバサさんは己の力を過信しすぎたの。(苦笑)
メンヌヴィル「嗅ぎたい・・・。お前の焼ける香りが嗅ぎたい」
キュルケ「やだぁ・・・」
メンヌヴィルの一撃で満足に動くことも出来ないキュルケさん。
キュルケさんを焼き殺そうとするメンヌヴィル。
その窮地を救ったのはコルベール先生の炎の魔法でした!
コルベール「わたしの教え子から離れろ!」
この時、ほんとうにコルベール先生が格好良く見えたよ。
ところが、その炎の温度にメンヌヴィルは、炎蛇の炎だと狂喜して・・・。
アニエスさんの様子が一変・・・。
ルイズ「コルベール先生が・・・隊長・・・」
才人「先生・・・」
ある程度予測はついていましたが、
アニエスさんの村を焼いた隊長の正体がコルベール先生なのですね。
衝撃の事実にショックを隠せないみんな。
でも、コルベール先生は構わず、キュルケさんには気絶したタバサを、
才人君とルイズさんには人質の救出を命じるの。
先生の声に我に返ったルイズさん達は、先生の言いつけを実行するよ。
コルベール先生がメンヌヴィルと戦っている間に。
剣で一人、また一人と、人質の縄を解いていく才人君。
ルイズさんは、不得意な魔法で何とかしようとしてますが・・・。
なんと!ルイズさんの縄解きの魔法が一発で成功!
まぐれかと思って、もう一度やったら、またも成功!
たった二度の魔法で人質全員の拘束が解かれ、才人君の誘導で脱出。
これで、事件はなんとか解決できるかもと思った矢先・・・。
一人その場に残り、憎しみに囚われたアニエスさんが暴走!
アニエス「コルベールが私の仇、父を、母を、奪った男!」
両親と村を焼いた敵だと、殺してやると、
コルベール先生へ憎しみをこめて斬りかかるアニエスさん!
でも、メンヌヴィルとコルベール先生の炎の衝突の衝撃波で近づけない。
離れなさいと言っても、憎しみに囚われたアニエスさんには聞こえず。
無謀に突っ込んできて、容赦のないメンヌヴィルは、
アニエスさんを先に焼き殺そうと炎を放ちます!
気づいた時には炎が迫りどうすることも出来ないアニエスさんを守るコルベール先生。
アニエスさんを突き飛ばし、代わりにメンヌヴィルの炎に焼かれてしまうコルベール先生!
床に倒れ伏すボロボロな体・・・。
きっと重度の火傷でしょうに・・・それでもコルベール先生は・・・。
アニエスさんを守ろうと立ち上がるコルベール先生の背に火傷の後。
焼ける村からアニエスさんを救ったのもコルベール先生でした。(泣)
メンヌヴィルと戦うコルベール先生でしたが・・・。
傷は深く、後一歩のところで力尽きるの・・・。
傷を負いながらもコルベール先生にトドメを刺そうとするメンヌヴィル。
故郷の仇だとメンヌヴィルにトドメを刺すアニエスさん。
アニエスさんの剣がメンヌヴィルを貫きます。
コルベール「大丈夫か?良かった・・・」
アニエスさんの無事を確認したコルベール先生がまた倒れた!
アニエス「なぜ助けたのだ。ダングルテールを焼き払ったあの日。」
コルベール「・・・間違いに・・・気がついたのだ。」
アニエスさんの疑問に答えるコルベール先生。
少しだけハッとするけれど、直ぐにルイズさん達が来て。
ルイズ「コルベール先生!」
キュルケ「先生!」
才人「先生!」
コールベール先生の傷を心配するルイズさんたち。
しかし、アニエスさんは退けというの。彼女の瞳は憎しみの色。
キュルケ「何するつもり!」
アニエス「邪魔するな!」
先生に剣を向けるアニエスさん。
彼女の剣から庇うルイズさん、キュルケさん。
コルベール先生は、過去に罪をおかした人かも知れない。
でも、ルイズさん達にとってはコルベール先生には変わりないの。
優しすぎて、ちょっぴり臆病で、でもやるときはやる。
みんなに慕われる一人の教師。
ルイズ「やめて!アニエス!」
キュルケ「お願い!やめて!」
アニエス「ドケ! 私はこの日の為に生きてきたのだ20年!20年!」
才人「アニエスやめろ!」
アニエス「どけぇーー」
復讐の為だけに生きてきたアニエスさんは、
ここで復讐を果たせなければ何の為に生きてきたのか意味を見いだせない。
他にも生き方があったといのに、悲しい人なの。
涙を浮かべてコルベール先生を庇うキュルケさんに退いてくれという先生。
アニエスさんには、コルベール先生を殺す権利があるのだと言います。
コルベール先生は過去の話を始めました。
当時、命令を信じた彼は、疫病を浄化する為に村を焼いそうです。
でも、炎を放った後に、部下が疫病を確認できないと報告。
疫病など無かったと気づいた時には、村は全焼した後でした。
焼ける村を走り回る先生。彼の目に焼き付いた悲惨な現場。
そして、由一の生き残りだったアニエスを助けたんだって。
せめてもの罪滅ぼしだったのかもしれない。気づかなかったとはいえ、
命令に従い、何の罪もない人々の命を奪ってしまったのだから。
その過ちを繰り返さない為に、彼は教師になったのかも知れない。
そして、背中の傷はアニエスさんを助けたときに付いた物。
コルベール先生の消えない罪の刻印。
コルベール「初めて・・罪に・・・気づいた。
命令に・・・従うのが・・・正しい・・・ことだと・・・思っていた・・・
だも、違う! 例え戦争であっても、人を殺すのは罪だ。
アニエス君、私を殺せ・・・。
だが・・・これを最後に・・・人を殺すのはやめてくれ・・・」
アニエス「何をぬけぬけと!!」
ルイズ「アニエス、やめてぇ!」
キュルケ「やめてぇ!」
剣をコルベール先生に突き刺そうとするアニエス。
悲しすぎると言うより、誰かこの娘を救ってやってよ。
コルベール先生を刺せばきっと後悔することになる。
と、ルイズさんがコルベール先生の異変に気づきます。
握った手に暖かさを、そして脈も感じられなかったからです。
ルイズ「アニエス・・・剣を納めて・・・」
アニエス「ふざけないで!」
コルベール先生の手を握り涙するルイズさん。
ルイズ「・・・亡くなった・・・」
静かに事実を・・・コルベール先生が息を引き取った告げるルイズさん。
アニエス「なんだと」
振り上げた剣のやり場、憎しみの捌け口を失ったアニエスは、
ただ床に突き刺して、うなだれるしかなかった・・・。
あとには深い悲しみだけが支配した。
後日。コルベール先生を失った悲しみは消えず・・・。
黙って才人君の世界と、この世界を繋ぐ零戦を磨いていた才人君ととルイズさん
この零戦を修理し、整備してくれたのもまたコルベール先生でした。(泣)
と、そんな二人の元に、アニエスがコルベール先生の残した手紙を持ってきました。
でも、才人君は文字が読めないので、代わりにルイズさんが読みます。
それは、才人が戦いに行くことがあれば渡そうとしていた手紙・・・。
コルベール先生が、かつて罪を犯したことがあること・・・
その罪を犯したことを購おうとして研究に打ち込んできたこと・・・。
しかし、最近気づいたと、罪を購うことはできないということを・・・
だから、才人君に約束して欲しいことがあること。
それは、戦いをすることがあっても、
人の死になれるな。
戦いになれるな。
殺し合いになれるな。
最後に、コルベール先生の願いが綴られていました。
才人が、才人君の世界の話をしてくれたこと。
才人の世界を見たい。いつか連れて行ってくれ・・・と。
ルイズ「これで終わりよ。」
才人「ありがとう・・・」
声も無く涙ぐむ才人・・・。
アニエス「勝手なことを並べて・・・」
ルイズ「先生のこと許せない?」
アニエス「そんなこと分かるか」
そう言って、立ち去るアニエス。
まだ、今のアニエスには、許す許さない以前の問題なのでしょう。
自分を助けてくれた男。しかし、同時に復讐を誓った仇の男。
そして男は、罪を悔いて違う道を生き、仇を討つ前に逝った。
でも、アニエスから復讐という楔が消えたことは確か。
かつて男は言った。仇を討った後、どうすのかと。
するとアニエスは言った、戦いの中で死ぬと。それだけだと。
男は願った。アニエスが戦い以外の生き方を選ぶこと。
アニエスに残った物はとは・・・。
ルイズ「コルベール先生・・・
才人の世界に行きたかったのね・・・。やっぱり変わってる・・・」
コルベールの敵わなかった願いに、遺した想いに、声も無く涙する才人・・・。
ルイズ「泣かないで・・・」
才人「泣いて・・・ねぇよ」
ルイズ「隠さなくていいわよ」
ルイズの優しい声。そんな才人を抱きしめ・・・ルイズも涙する・・・。
・・・・・・・END・・・・・。
一緒に泣いてしまった・・・。
コルベール先生が逝ってしまいました。
彼のこれまでの一言一言の重みが伝わるようです。
才人君がこの世界にやってきてから、ずっと一番の理解者だった人。
何かを噛み締めるような表情がまた・・・悲しみを倍増させる。
才人君にとって、コルベール先生の死は重すぎる。
彼がどのように先生の死を受け止めて、これから動くのだろうか。
そしてまた。コルベール先生に諭されたルイズさんにとっても・・・。
これまで幾度となくアンリエッタ王女の為に戦場に行くと言ったとき。
もう二度と戦場に行くとは言わないでくれと約束させられた。
あの時、明確な返事はしなかったけれど、
コルベール先生の死は、あの時の言葉の重みを実感させる物。
息を引き取る瞬間まで、コルベール先生の手を取っていて、
死を確認したのは、紛れもなくルイズさんなのだから。
コールベール先生の最後によって、
せめてアニエスさんが変わってくれればまだいいのですけど。
彼女はこの死をどのように受け止めたのかな。
シリアス展開、悲しみの中で終わった直後のいつものエンディングに腹が立ちました。
もう少し、雰囲気を読んで、アホEDはカットしてもいいかと。もう少し配慮して欲しい。
次回、第10話「雪嶺の敵」。
この憂鬱なシリアス展開で、次回のお話はどのような展開にするのだろうか。
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